EvernoteからObsidianへ移行した話
昨年末、課金ユーザーとして10年来お世話になったEvernoteからObsidianへの移行を完了しました。
色々調べると、Notionに移行された方が一番多いようなのですが、私の環境だとNotionはやけに重くて使いにくいことと、用途的にしっくり来なくて採用しませんでした。
私の用途では、誰かと情報を共有する事は殆どありませんでした。
調べ物やメモなどを、雑に、大量に放り込んで、いつでも検索で引っ張り出せるようにしておくのが便利で、その点でEvernoteは非常に優秀だったのですが、不要な機能で大幅な値上げがあることに納得できず、移行先を探していました。
Obsidianへの移行は非常に簡単で、メリットも多く、使用感も非常に満足しています。
唯一の不満は、複数端末での同期。
クラウドでの保存先をIclaudにしてIphoneからもアクセスできるようにした場合、
iphone側でアプリを立ち上げるときに若干読み込みにもたつきます。(許容範囲ではある)
使用してみて我慢できない場合、Obsidian Sync(有料)を利用されることもご検討ください。
Obsidianの概要は以下のとおりです。
Obsidianは、Markdown形式を使用した個人向けのナレッジベースおよびノート作成アプリケーションです。以下にObsidianの主な特徴と機能をまとめます。
基本情報
- 開発元: Dynalist Inc.
- 初版リリース: 2020年3月30日
- プラットフォーム: Windows, macOS, Android, Linux, iOS1
主な特徴
ローカルファーストの設計
Obsidianは、ユーザーのデータをローカルのファイルシステムに保存します。これにより、ユーザーは自分のデータを完全に管理できます。
柔軟なノート間リンク
Obsidianの強みは、ノート間の内部リンクを簡単に作成できることです。これにより、知識のネットワークを構築できます。
グラフビュー
ノート間の関係性を視覚化するグラフビュー機能があり、知識の繋がりを直感的に理解できます12。カスタマイズ性
プラグインやテーマを使用して、アプリケーションの機能や外観をカスタマイズできます1。使用方法
- Markdownエディタとして基本的なノート作成と編集
- 内部リンクを使用したノート間の関連付け
- グラフビューでノート間の関係性の可視化
- プラグインによる機能拡張(例:カレンダー、タスクボードなど)
特筆すべき点
- 無料で個人利用が可能(商用ライセンスは有料)
- クロスプラットフォーム対応
- オープンなファイル形式(Markdown)の使用
- 活発なコミュニティによるプラグイン開発
出典:perplexty による検索結果
公式のヘルプも日本語化されています。
EvernoteからObsidianへの移行方法
EvernoteからObsidianへスムーズに移行するには、Evernoteと並行利用しながら、徐々にObsidianへ移行するのがおすすめです。
1.Evernoteデータのエクスポート
・Evernoteのノートブックを.enex形式でエクスポート
・大量のデータがある場合は、ノートブックごとに分割してエクスポート
2.Obsidianの準備
・Obsidianをインストールし、新しいVaultを作成
・「Importer」プラグインをインストールして有効化
3.データのインポート
・Importerプラグインを使用して.enexファイルをインポート
・ノートブックごとに順次インポートを実行
4.インポート後の確認と整理
・インポートされたノートの内容、タグ、添付ファイルを確認
・必要に応じてフォルダ構造やタグを整理
5.Obsidianの機能活用
・リンク機能を使ってノート間の関連付けを強化
・タグを活用して効率的な整理を行う
・グラフビューでノート間の関係性を把握
6.プラグインの活用
・Calendar、Dataview、Excalidrawなどの便利なプラグインを導入
・自分の使い方に合わせてカスタマイズ
7.同期の設定
・Obsidian Syncを利用するか、別の同期方法(iCloud、Dropboxなど)を設定
8.段階的な移行
・一度にすべてを移行せず、重要なノートから段階的に移行
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