Obsidian v1.8.4 がリリースされました。

概要

Obsidian v1.8.4が正式リリースされ、新コアプラグイン¹「Web Viewer」の追加をはじめ、ワークフロー効率化に向けた複数の改善が導入されました。ウェブコンテンツとのシームレスな連携を実現し、情報収集から整理までの一貫性が大幅に向上しています。

詳細

### 主な新機能
1. Web Viewer（コアプラグイン）の追加²
– Obsidian内で直接外部ウェブサイトを表示可能
– アプリ切り替え不要でリサーチ効率が向上
– ノートとウェブコンテンツの横断管理が可能に

2. 同期機能の強化
– 共有ボールトに「自分の変更を非表示」オプション追加
– チーム編集時のコンフリクトリスクを低減
– 変更履歴の可視性を柔軟に制御

3. ファイル管理の進化
– アクティブファイルの自動表示（ナビゲーション効率化）
– 外部画像の一括ダウンロード＆内部リンク化機能
– 画像リンク切れ防止
– ローカル環境依存の解消
　　など

## Web Viewerの活用方法
### 基本設定
2. **表示設定**：外部リンクの内部表示を有効化
3. **ホーム画面**：デフォルト表示ページをカスタマイズ
4. **保存先**：キャプチャデータの保存フォルダ指定
### 高度なカスタマイズ
– **検索エンジン**：DuckDuckGo/Brave/Google/Bingなどから選択
– **広告ブロック**：フィルタ強度を複数段階で調整
– **セキュリティ**：許可サイトリストのホワイトリスト管理
– **更新頻度**：フィルタリストの自動更新間隔設定

## ユーザーレビュー
**実際の使用感**
– ✅ ブラウザタブの乱立が解消（集中力向上）
– ✅ リサーチ→メモ作成→リンク管理のワンストップ化
– ⚠️ 注意点：複雑なJavaScriptサイトの表示に制限あり
– ⚠️ 推奨環境：8GB以上のメモリ搭載端末で快適動作

## 総評
v1.8.4でWeb Viewerを実装したことにより、従来のMarkdown管理を超えた「外部情報との動的連携」が可能になりました。Obsidianを「情報ハブ」として進化させる方向に進んでいるようです。
　使い心地は悪くないですが、AdBrockの効果はまだまだといった印象を受けました。

1. コアプラグインとはObsidianの開発チームが公式に開発・保守アプリケーションと一緒にインストールされ、設定から有効/無効の切り替えが可能。基本的な機能やセキュリティが保証されている。アップデートはObsidianのアプリケーション更新と同時に行われる ↩︎
2. デフォルトでは無効になっています。設定から手動で有効化する必要があります。 ↩︎